岡村寧次大将資料 |
岡村寧次(おかむらやすじ)大将は、南京事件後の1938年6月「第十一軍司令官」に就任し、武漢攻略作戦を指揮しました。終戦時には「支那派遣軍総司令官」の地位に就いています。なお中国側からは、もっぱら「三光作戦」の責任者として有名な人物です。 原書房「岡村寧次大将史料(上)」は、「日中戦争」を中心とした岡村大将の手記をまとめたものです。「南京事件」関連の記述も散見し、ネットでもよく見かけますので、以下、ここに関連記述を紹介することにします。 岡村大将は「南京事件」当時に南京にいたわけではありませんが、以下の資料から、部下などの報告により「南京事件」の存在をしっかりと認識していたことを伺わせます。
2006.7.6 追記 その後2006年3月に出版された『現代歴史学と南京事件』の中で、笠原十九司氏・吉田裕氏が、岡村寧次大将に係る新資料を紹介しています。
上に紹介した『「第四編 武漢攻略前後」より 三 戦場軍、風紀今昔の感と私の覚悟 』に類似した記述ですが、「大殺戮」の人数を「四、五万」と認識していることが注目されます。 (2003.8.30記 2006.7.6追記)
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