東中野氏の徹底検証 5 |
反日撹乱工作隊(4) |
東中野氏は、ラーベの報告にも疑問を呈します。
氏はどうやら、これは実は「反日工作撹乱隊」の仕業であった、と主張したいようです。 さて、「事例五八」を、見てみます。
続く「事例五九」もラーベの報告です。
東中野氏の紹介だと「ラーベが帰宅したちょうどその時」に生じた事件が多数あったかのように錯覚しますが、このような事件は、ラーベの在宅、不在時にかかわらず、日常茶飯に生じていました。そのうちたまたま一件が、「ラーベが帰宅したちょうどその時」に生じた、というだけの話です。 東中野氏は、多数の事件のうち、「ちょうどその時」に生じた一件をとりあげて、これを「反日撹乱工作隊」の証拠として使おうとしているわけです。 以下は蛇足ですが、実はこの「五九件」も、まさにラーベが帰宅した「ちょうどその時」に生じた事件であったようです。
東中野氏は、日本軍の「将校」が「偽装した中国兵」に「平手打ちを食らわせ」た、と主張するつもりでしょうか?
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